初期バージョン から バージョン 1 における更新: TracIni

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更新日時:
2011/12/16 18:40:18 (12 年 前)
更新者:
trac
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--

凡例:

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変更
  • TracIni

    v1 v1  
     1= Trac 設定ファイル = #TheTracConfigurationFile 
     2[[TracGuideToc]] 
     3 
     4Trac の設定は `<projectenv>/conf/` にある '''`trac.ini`''' というファイルを編集して行います。変更した内容は通常、即座に反映されますが、 `[components]` セクションや `[logging]` セクションへの変更では Web サーバを再起動する必要があります。また、グローバルな設定ファイルを新しく作成した直後も Web サーバを再起動しなければなりません。 
     5 
     6== グローバルな設定 == #GlobalConfiguration 
     7 
     80.11 より前のバージョンでは、グローバルな設定は `$prefix/share/trac/conf/trac.ini` か、ディストリビューションによっては `/etc/trac/trac.ini` がデフォルトの位置として配置されていました。アップグレードする場合は、設定を継承するファイルを明示しなければなりません。 
     9以前のバージョンから 0.11 にアップグレードした場合、プロジェクトの `trac.ini` ファイルに `inherit` セクションを追加しなければなりません。カスタマイズしたテンプレートや画像のファイルは `$prefix/share/trac/...` から他の場所に移動することもできます。 
     10 
     11グローバルな設定は Environment 固有の設定とマージされます。ローカルの設定はグローバルの設定を上書きます。グローバルな設定ファイルは以下のように指定します: 
     12{{{ 
     13[inherit] 
     14file = /usr/share/trac/conf/trac.ini 
     15}}} 
     16 
     17Note: 新しいプロジェクトを作る時に [TracAdmin trac-admin] の `initenv` コマンドに 
     18`--inherit=/path/to/global/options` オプションを追加することで、グローバル設定ファイルを指定することができます。 
     19オプションを追加せずにプロジェクトを作成した場合でも、新しい Environment でグローバル設定ファイルを使用することができます。 
     20新しく作成された conf/trac.ini ファイルを編集して、グローバルファイルの設定で上書きしたいエントリを削除すれば、 
     21新しい Environment でグローバル設定ファイルを使用することができます。 
     22 
     23 
     24== リファレンス == #Reference 
     25 
     26現在利用できる設定項目のリファレンスです。 
     27 
     28[[TracIni()]] 
     29 
     30 
     31== [components] == #components-section 
     32このセクションは Trac 本体も含めて、プラグインによって提供されるコンポーネントの有効/無効を設定するために使います。有効/無効を設定するコンポーネントは、オプションの名前 (`name`) を使って特定します。コンポーネントが有効かどうかはオプションの値 (`value`) によって決定されます; コンポーネントを有効にするには、値を `enabled` または `on` に設定します。他の値 (一般的には `disabled` または `off`) の場合、コンポーネントは無効になります。 
     33 
     34オプションの名前はコンポーネントの完全修飾名、もしくは、コンポーネントのモジュール/パッケージ プレフィックスとなっています。前者は 特定のコンポーネントの有効/無効を設定し、後者は特定のパッケージ/モジュール内のコンポーネントの有効/無効を設定します。 
     35 
     36以下の設定ファイルの抜粋を見てください: 
     37{{{ 
     38[components] 
     39trac.ticket.report.ReportModule = disabled 
     40webadmin.* = enabled 
     41}}} 
     42 
     43最初のオプションは [wiki:TracReports レポートモジュール] を使用しないように Trac を設定しています。二つ目のオプションは `webadmin` パッケージのすべてのコンポーネントを使用できるように設定しています。末尾のワイルドカードはモジュール/パッケージのマッチを行う場合、必須です。 
     44 
     45アクティブなコンポーネントの一覧を取得するには、 ''Trac について'' (訳注: 英語版では ''About Trac'') の ''Plugins'' ページを参照してください。 (`CONFIG_VIEW` [wiki:TracPermissions パーミッション] が必要となります。) 
     46 
     47See also: TracPlugins 
     48 
     49== [ticket-custom] == #ticket-custom-section 
     50 
     51このセクションでは、チケットに追加フィールドを定義することができます。詳しくは TracTicketsCustomFields を参照してください。 
     52 
     53== [ticket-workflow] == #ticket-workflow-section 
     54''(0.11 以降)'' 
     55 
     56チケットのワークフローはプラグインで制御します。 
     57デフォルトでは `ConfigurableTicketWorkflow` コンポーネントが制御を行います。 
     58このコンポーネントでは、 trac.ini ファイルのこのセクションでワークフローを設定することが可能です。 
     59詳細は TracWorkflow を参照してください。 
     60 
     61== [milestone-groups] == #milestone-groups-section 
     62''(0.11 以降)'' 
     63 
     64今やチケットのワークフローは変更可能です。チケットステータスを数多く持つことができます。 
     65単に解決した (closed) チケットと、その他のチケットを対比して表示することが、すべてのケースで 
     66適切とは言えなくなりました。このセクションでは、簡単にステータスの ''グループ'' を作成ができます。 
     67グループはマイルストーンのプログレスバーで異なった色で表示させることができます。 
     68 
     69設定の例 (closed と active しか持たない場合): 
     70{{{ 
     71closed = closed 
     72closed.order = 0                     # プログレスバーでの表示順序 
     73closed.query_args = group=resolution # カスタムクエリへのリンクに渡すパラメータ (非必須) 
     74closed.overall_completion = true     # このグループのチケット数をマイルストーンの完了パーセンテージに計上する 
     75 
     76new = new 
     77new.order = 1 
     78new.css_class = new 
     79new.label = new 
     80 
     81active = *                           # キャッチオールグループを 1 つ許容 
     82active.order = 1 
     83active.css_class = open              # このグループに付与する CSS のクラス 
     84active.label = in progress           # このグループを表示するときに使用するラベル 
     85}}} 
     86 
     87グループの定義は、含めるステータスをカンマ区切りのリストにして構成します。 
     88また、 '*' はあらゆるステータスを意味し、残りのすべてのステータスをキャッチオールグループに 
     89関連付けます。 
     90 
     91CSS クラスは次のいずれかを設定します: new (黄色), open (無色), closed (緑色)。 
     92新しくスタイルを追加するには、以下のセレクタを使用します: 
     93`table.progress td.<class>` 
     94 
     95== [svn:externals] == #svn:externals-section 
     96''(0.11 以降)'' 
     97 
     98Subversion 向けの TracBrowser は、フォルダの `svn:externals` 属性を解釈できます。 
     99しかしながら、外部リソースが `http:` プロトコルを使用して ''いない'' 場合や、リンクを異なるリポジトリブラウザ (別の Trac や [http://www.viewvc.org/ ViewVC] のような) に向けたい場合、 Trac に external のプレフィックスと外部の URL のマップを設定しなければなりません。 
     100 
     101このマッピングは TracIni の `[svn:externals]` セクションで設定します。 
     102 
     103例: 
     104{{{ 
     105[svn:externals] 
     1061 = svn://server/repos1 http://trac/proj1/browser/$path?rev=$rev 
     1072 = svn://server/repos2 http://trac/proj2/browser/$path?rev=$rev 
     1083 = http://theirserver.org/svn/eng-soft       http://ourserver/viewvc/svn/$path/?pathrev=25914 
     1094 = svn://anotherserver.com/tools_repository  http://ourserver/trac/support/browser/$path?rev=$rev 
     110}}} 
     111上記では、 `svn://anotherserver.com/tools_repository/tags/1.1/tools` という external は `http://ourserver/trac/support/browser/tags/1.1/tools?rev=` にマップされます (`rev` は、 external にリビジョンが指定された場合、適切なリビジョン番号に設定されます。詳細は [http://svnbook.red-bean.com/en/1.4/svn.advanced.externals.html SVN Book の externals] を参照してください) 。 
     112 
     113Note: 番号はセクション内でのキー項目としてだけ使用されます。 URL 自身はキー項目として扱うことが出来ないという、設定ファイルのパーサの制限事項を回避するためです。 
     114 
     115---- 
     116See also: TracGuide, TracAdmin, TracEnvironment